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sync シグナルを含む tcp パケット・・・・いわゆる、「接続要求パケット」 の選別をしまつ。inetd 単体だと、/etc/inetd.conf で使わないプロトコル プログラムのエントリを削ったり、追加したりで、「接続する・しない」の 設定しかなく、ある特定の接続先は OK って設定ができませんでした。
Solaris10 で標準実装された tcp_wrappers で接続元のチェックをすることに より、許可された特定の接続先なら接続できるよーになりまつ。
tcp_wrappers の使いどころは、 inet からキックされるプロトコル・プログラム なのでつが、 Standalone で常駐している sshd とかのプロトコル・プログラムも 接続制御可でつ。
Solaris9 では、ソースをダウンして Build しるしかありませんでしたが、 Solaris10 では、SMF で TRUE してあげればすぐに使えるやぅになりますよ。
2 つ必要です。/etc/hosts.allow と /etc/hosts.deny でつ。
OS をインストールしただけでは、作られないので、
とかしてファイルを作っておいてくらさい。
/etc/hosts.allow は接続許可するプロトコルプログラムと接続元を記述しまつ。
/etc/hosts.deny は接続禁止するプロトコルプログラムを接続元を記述しまつ。
基本的な設定ポリシーとしては、
っつーポリシーにしておくと、宜しいかと・・・。
全部禁止なので、書くのは 1 行ダケ。
ALL : ALL |
で、オシマイ。
このファイルは必要に応じて。
# LAN は全て許可 ALL : 192.168.126. : allow # DNS で逆引きできないホストを全て拒否 ALL : UNKNOWN : deny # DNS で正引きと逆引きが一致しないホストを全て拒否 ALL : PARANOID : deny # 特定のIPアドレスからの 接続を許可 sshd : .nifty.com : allow # vftpを何処からでも許可する場合 vsftpd : ALL : allow # pop を何処からでも許可する場合 pop3d : ALL : allow # imapを何処からでも許可する場合 imapd : ALL : allow |
で、オシマイ。プロトコルプログラムの名前は、インストールされた daemon のファイル名そのまんまっす。
一例として vsftpd をば。
ftp stream tcp nowait root /usr/local/sbin/vsftpd vsftpd |
/etc/inetd.conf の書き方はいままでとイッショ。
必要に応じて pop や imap なんかも加えて下さい。
/etc/inetd.conf を書き換えたら、マニフェストを update しないと イケマセン。
とかしてくらさい。マニフェスト update したら、
あ、あと、 /etc/services も良きに計らっておいてくらさい。
すぐ終わりまつ。
で、おしまい。
-M option だと、全てのマニフェストに適用するってことになりまつので、
このコマンド一つで ftp とか、 rlogin とか telnet も tcp_wrapper の
影響を受けまつ。
ある、特定のマニフェストだけ TRUE したい場合わ、
とかしてくらさい。option は小文字で、 -m ね。
tcp_wrappers の制御を受けたくなくなくなったときは、
FALSE を指定しませぅ。
こんなかんぢだ。
設定を確認したい場合は、
すると、こんなメッセージがでるぞよ。
SCOPE NAME=VALUE name="ftp" endpoint_type="stream" proto="tcp6" isrpc=FALSE wait=FALSE exec="/usr/sbin/in.ftpd -a" user="root" default bind_addr="" default bind_fail_max=-1 default bind_fail_interval=-1 default max_con_rate=-1 default max_copies=-1 default con_rate_offline=-1 default failrate_cnt=40 default failrate_interval=60 default inherit_env=TRUE default tcp_trace=FALSE tcp_wrappers=FALSE default connection_backlog=10 |
これで tcp_wrappers の制御が OK になっているハヅでつ。
動作確認してみてくらさい。