Solaris 10 10/08 Update#6 以降の FlashPROM Update

□bootblk が変更になりまつた。

○Solaris 10 10/08 Update #6 からでつ

Solaris 10 10/08 Update #6 からわ、bootblk が変更になって今までの通りの手法では update できません。
update #6 以降を install しちゃった全ての SMCC が out でつ。
ハード的な依存性は無いと思いまつ。
少なくとも、 Balde 100/150, Ultra 10 では

そうでつた(´；ω；｀)

これ、ドツボにハマタ。
ハマタよ。ドツボに。(倒置法)｡゜（ﾟ´Д｀ﾟ)゜｡

FlashPROM を update するにわ、

10/08 より前の bootblk を使用する( OS install しなおし^^;)
Network で FlashPROM を download してupdate

FlashPROM の update の為に OS の downgrade なんて

冗談でわないっ！！！！m9っ｀Д´)

つーワケで、今回は、 Network で FlashPROM を down して update する方法でつ。

□必要なもの

○FlashPROM Image

コイツがなくっちゃ始まらない。
FlashPROM は SMCC の種類によって違うので、sunsolv で探してくらさい。
patch とゆーカタチで配布されていまつ。
Solaris 10 からわ、レジストしてないと分けて貰えません。
モノによってはサポート料を払わないとダメなのもあります。
色々やってみても down できなかったら、

払うもん払いましょう。(o^-')b

FlashPROM はレジストしたら down できたよ。

○SMCC オカワリ

in.rarpd と tftp を動かせるヤツね。
DOS/V の x86 でもおk なハヅ。
今回は、 SMCC でやりまつ。

だって、おウチにパソコンないんだもんщ(ﾟДﾟщ)

唯一、PC とゆぇそうなものは SunPCi2 だけでつ。(ノД`)

□update の準備

○in.rarpd と tftp の設定

もう 1 台用意した SMCC で in.rarpd と tftp で FlashPROM を down させる設定をしまつ。

○in.rarpd の設定

/etc/hosts と /etc/ethers に FlashPROM を update する SMCC の IP アドレスと MAC アドレスを書いておきまつ。

/etc/hosts, /etc/ethers の例
/etc/hosts	/etc/ethers
192.168.1.1 hogehost	0:3:ba:xx:yy:xx hogehost

でおk

○inetd.conf の設定

最初に /tftpboot を作りまつ。

# mkdir -p /tftpboot

次は tftp。
Solaris 10 だと、 SMF で enable すればおK。

# svcadm enable tftp

んで、ステータスを見てみると・・・

ステータスの確認
# svcs -a \| grep tftp online Jul_17 svc:/network/tftp/udp6:default

online になってればおK。
んで、Solaris 9 以前だと、/etc/inetd.conf を編集する必要がありまつ。
/etc/inetd.conf の tftp のエントリがコメントアウトされていたりすると思うので、コメントを消してくらさい。

/etc/inetd.conf の例
編集前	- snip - # TFTPD - tftp server (primarily used for booting) #tftp dgram udp6 wait root /usr/sbin/in.tftpd in.tftpd -s /tftpboot ↑ここの "#" を削除 - snip -
編集後	- snip - # TFTPD - tftp server (primarily used for booting) tftp dgram udp6 wait root /usr/sbin/in.tftpd in.tftpd -s /tftpboot - snip -

in.rarpd を起動してくらさい。
起動の方法は、 root で

# in.rarpd

でおk
in.rarpd の挙動を見たいっつーのであれば、# in.rarpd -ad してもおK
すでに動いていれば

#pkill -HUP in.rarpd

して初期化しておいてね。

○FlashPROM image を /tftpboot に cp

sunsolv から down してきた FlashPROM は zip で固まっているので、アーカイブを緩めておいてね。
FlashPROM image の filename は、モノによってそれぞれ違いまつ。

# cp flash-prom-filename /tftpboot

FlashPROM を update する SMCC の IP アドレスの HEX を計算して FlashPROM image への symbolic link を作りまつ。

# cd /tftpboot
# HIP=`echo ip-address | awk -F . '{ printf "%02X%02X%02X%02X\n", $1, $2, $3, $4 }'`
# ln -s flash-prom-filename ${HIP}

/tftpboot に IP アドレスを HEX にした symbolic link が出来ているハヅでつ。
これで準備はおしまい。

□FlashPROM を update する

○boot net する

FlashPROM を upadte する SMCC のスイッチ入れたら、

Stop + A

して、 prom prompt mode へ。
ok prompt を確認したら、

ok boot net

で FlashPROM の download が始まりまつ。
1 ～ 2 回くらい、

error の例
Timeout waiting for ARP/RARP packet

って error が出る場合がありますが、 30 秒くらい待ってみてくらさい。
in.rarpd -ad で in.rarpd を起動している場合は、arp プローブを拾っている・いないが確認できまつ。
無反応なら、アドレス関係の設定をどこかで間違えていまつ。設定を見直してくらさい。
FlashPROM の download は 10 秒程度でオワリまつ。
download が終わると update program が起動するので、cont とか sa とか応答入力して update してくらさい。